公開された1141ページに及ぶアンソニー・ファウチの私的日記は、2019年12月から2022年12月までのパンデミック全期間を覆う。そこには、国民に向けて語られた「科学」と、彼が夜ごとに書き記した本音が、鮮やかに対立して記されている。
2020年1月26日の記述「最初の感染は12月初旬で、市場とはつながっていませんでした。市場は感染源ではなく、増幅器でした」。WHOがパンデミックを宣言するはるか以前、すでに彼自身の記録の中で、武漢の生鮮市場という公式説明は否定されていたのだ。
さらに衝撃的なのは2月1日の電話会議のメモである。12人の科学者のうち、自然発生だと結論づけたのはわずか2人。残りは「意図的な挿入もありうる」と考えていたと、ファウチ自身が書き残している。にもかかわらず、同年4月には「動物からヒトへの自然な移行と完全に一致する」と公言し、5月には研究所流出説を「堂々巡りの議論」と切り捨てた。私的な記録と公の発言は、明らかに二つの別の物語だった。
そして最も吐き気がする記述がある。2020年5月21日、米国内で死者が積み上がるさなかに彼はこう記した。「大手紙の一面に自分の記事が出ました。とても光栄です。……今日、自分がこの国で最も有名で最も話題の人物であり、世界で最も知られた人物の一人だと言っても、決して誇張ではありません」。2日後には「ホワイトハウスが自分の露出に苛立っている。自分がトランプ大統領をしのぐ存在になりつつあるようだ」と自画自賛を続ける。ボブルヘッド人形、冠名商品、NBA選手とのインスタライブ……高齢者が家族に会えぬまま死んでいく時期に、彼は名声の快楽に酔っていた。
機能獲得研究への資金提供についても、彼は過去に宣誓のうえで「一切ない」と繰り返し否定してきた。しかし日記と関連記録は、その嘘を暴いている。部下に連邦記録の破棄を指示した痕跡すら指摘されている。
2025年1月、バイデンから先制的な恩赦を受け、過去の偽証は免責された。しかし明日の宣誓証言は、その恩赦の外にある。自己負罪を拒否する特権も弱まり、真実を語れば追及が深まり、黙れば議会侮辱になる構図がすでに出来上がっている。
この男は、ウイルスの起源をめぐる科学的疑念を知りながら国民を欺き、ロックダウンと恐怖を煽り、自身の名声を最大化するために世界を混沌に叩き込んだ。死者は数えきれず、経済は破壊され、子どもたちの教育と精神は蝕まれた。これは単なる誤りではない。計画的な欺瞞であり、殺人に等しい行為だ。
ファウチは米国だけでなく、地球全体を狂わせた狂人である。日記は彼の心の闇を、白日の下に晒した。これ以上の免責は許されない。歴史は、この男を正しく裁くべきだ。
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