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2025年9月3日水曜日

【考察】なぜか連携する異質な勢力たち - その共通の敵とは?


なぜリベラルな活動家たちが、自分たちの思想と根本的に矛盾する過激なイスラム主義者たちを擁護するのか。多くの人々にとって、それは理解に苦しむ現象でした。しかし、ある時、その理由が見えてきました。

両者の思想は、まさに正反対です。

a) リベラルな思想:ジェンダーの流動性、LGBTQ+の肯定、世俗主義。 

b) イスラム主義者の過激思想:固定された性別二元論、強制的な謙遜、神権政治。

これらは文字通り、思想的に最も遠い位置にあります。

ほかにも見てみましょう。

a) リベラルな思想:感情を守るための「言葉の規範(スピーチコード)」。 

b) イスラム主義者の過激思想:投獄を伴う「冒涜法」。

a) リベラルな思想:「すべての宗教は抑圧的」。 

b) イスラム主義者の過激思想:あらゆることにおける宗教的優位性。

このように根本から異なる両者が、なぜ手を組むのでしょうか? 

共通の敵:西洋文明

両者が文字通り共通して持っているものは、「共通の敵」だけです。その敵とは、西洋文明にほかなりません。

この2つの勢力は、互いの根本的な世界観の矛盾には目をつぶり、権力を獲得して西洋を破壊するために連携していると考えられます。

では、なぜ両者は「西洋を憎む」のでしょうか?

その核心は、西洋が持つ中核的な価値観にあると見られます。それは、言論の自由、信教の自由、法の下の平等、自由な市場経済などです。

これらの価値観は、絶対的な道徳的支配を求めるあらゆる運動にとって、大きな障壁となります。そして、この「絶対的な支配」こそ、両者が目指すものなのです。

アメリカでは、誰も真実や権力を独占することはできません。選挙があり、言論の自由があります。しかし、文化革命を望むリベラル派や、シャリーア(イスラム法)による支配を望むイスラム主義者にとって、これは自らの存在を脅かす危機なのです。

彼らの運動が生き残るためには、西洋が破壊されなければなりません。


一時的な同盟

両者は異なる「教義」を持っていますが、その構造は本質的に似ています。

どちらの勢力も、自らの意見に反対することを「罪」と見なします。どちらも「言葉の規範」、タブー、純粋性テスト、そして「預言者」を掲げています。そして、両者はこの同盟において、「目的は手段を正当化する」と信じているのです。

しかし、この同盟は一時的なものです。皮肉なことに、この対立ではイスラム主義者の方が勝利するでしょう。そして、真っ先に排除されるのは、彼らを擁護したリベラルな活動家たち自身なのです。

リベラルな思想は、未来を担う子供を持たないため、勝利することはありません。しかし、もし勝利したとしても、彼らはイスラム主義者の言論を禁止するでしょう。

ある勢力は、子供たちにドラァグクイーンによる読み聞かせを望み、別の勢力はそれを行った者に対し死刑を望んでいます。

彼らは共存することはできません。

ただ、西洋の基盤を弱め、共に破壊するのに十分な期間だけ、協力しているのです。

そして、懸念されるのは、多くの人々がこの状況を放置していることです。


声を上げない代償

静かなる多数派は、「正常な規範や制度は常に維持される」と思い込んでいます。しかし、それは絶対にあり得ません。普通の市民が関与をやめると、狂信者たちが入り込んでくるのです。

沈黙は非対称です。リベラルな活動家や過激なイスラム主義者たちは、私たちの丁寧さを「もっと先へ進んでもよい」という許可だと解釈し、さらに強く推し進めてきます。

声を上げない多数派は、他人を不快にさせることを恐れます。そのため、その静かな空白は「合意」のように見なされ、それに合わせてルールが書き換えられていきます。

これが、多くの人が「すべてに同意するが、何も言えない」と、ささやくように話す理由です。

彼らは、罰せられることを知っているのです。

自己検閲は社会全体に広がり、人々は公の場で真実を語らなくなりました。このような状況では、自由な社会は生き残れません。

やがて、その影響は私たちだけでなく、子どもたちにも及びます。

教育カリキュラム、採用、奨学金、スピーチコードといった、彼らが何を学び、どう学ぶかを決めるルールが浸食されていきます。

中立的なルールは、私たち自身が守らなければ、自らを防衛することはできません。

静かなる多数派は声を上げる必要があります。そうでなければ、私たちはすべてを失うでしょう。

今、行動する時なのです。

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