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2025年9月13日土曜日

マスクを巡る真実:公衆衛生機関はなぜ嘘をついたのか


ケビン・バス博士(PhD, MS)

2020年、私たちは新型コロナウイルスのパンデミックを経験しました。その際、公衆衛生当局はマスク着用を強く推奨し、ついには義務化しました。しかし、この政策は本当に科学的根拠に基づいていたのでしょうか?それとも、私たちを恐怖に陥れ、特定の機関に力を与えるためのものだったのでしょうか?

この問いに答えるため、当時の状況と科学的知見を振り返り、公衆衛生機関が私たちに伝えたことの背後にある真実を明らかにします。


マスクに関する科学的知見の変遷

パンデミック以前、そしてパンデミック初期には、多くの科学者や公衆衛生の専門家が、一般市民によるマスク着用には感染予防効果がないと考えていました。

 * 世界保健機関(WHO)の2019年の研究: WHOはインフルエンザに関する10の臨床試験を分析しましたが、マスクが感染症予防に役立つという証拠は見つかりませんでした。

 * CDC科学者の2020年の研究: CDCの科学者自身が14の研究を分析し、マスク着用義務に効果がないことを突き止めました。

 * アンソニー・ファウチ博士と公衆衛生局長官: 2020年3月、ファウチ博士も公衆衛生局長官も、マスクは感染予防に効果がなく、顔を触るなど意図しない悪影響をもたらす可能性があると警告していました。

しかし、わずか1ヶ月後、このメッセージは一変しました。公衆衛生当局はマスク着用を義務化し、一般市民に布マスクの着用を推奨しました。この布マスクについても、2015年の臨床試験では、感染リスクを13倍も増加させるという衝撃的な結果が出ていました。これらの事実が示唆するのは、マスク着用義務が科学ではなく、別の目的のために導入された可能性です。


なぜ公衆衛生機関は方針を変えたのか?

公衆衛生機関が科学的根拠を無視してマスク着用を義務化した理由は、恐怖と権力に集約されます。


恐怖の醸成とメディアの役割

パンデミックが始まると、メディアは病院の冷凍トラックや中国で倒れる人々といった衝撃的な映像を繰り返し放送し、人々の恐怖を煽りました。

 * WHOの誤解を招く死亡率: WHOは当初、致死率が3.4%に達すると発表しましたが、これは疫学の基礎知識を無視した、大幅に誇張された数字でした。ファウチ博士自身も、その1週間前に致死率は1%未満である可能性を指摘していました。

 * 政治的な圧力と検閲: 政府高官の中には、この恐怖をさらに煽る必要があると考える者もいました。科学的な事実を述べようとする者は、「ナチ」「優生学者」といったレッテルを貼られ、キャンセルされるリスクに直面しました。その結果、人々は誇張された致死率を信じ込み、COVID-19で死亡する確率を現実よりも100倍から1000倍も高く見積もるようになりました。

このようにして、恐怖は公衆衛生当局が介入し、権力を拡大するための完璧な口実となりました。マスクは、不安にかられた人々にとって、魔除けのような役割を果たしました。ファウチ博士が「私への攻撃は科学への攻撃だ」と述べたように、彼らの行動は科学そのものと見なされるようになりました。しかし、実際には、これは権力を守るための防衛策に過ぎなかったのです。


権力拡大という真の目的

公衆衛生機関の指導者たちは、機関の資源、名声、影響力を拡大させることで、自らの権力を増大させてきました。彼らはリスクを誇張し、介入の利点を過大評価し、そのリスクを軽視する傾向があります。この傾向は、個々の官僚が意図的に嘘をつくというよりも、そうした行動をとる人物がリーダーとして選ばれ、評価されるという機関の進化によって生じます。

ファウチ博士の行動はこの典型です。彼は、マスク着用義務の需要を生み出すために脅威を誇張し、それを正当化する偽科学を推進しました。そして、後に個人的なやり取りの中で、彼はマスクの効果を信じていなかったことを示唆するメールが公開されました。彼は権力拡大のために、科学的根拠を無視し、真実を隠蔽したのです。

公衆衛生機関は、アメリカ国民の利益のためではなく、自らの権益のために機能しています。私たちが直面した「科学」は、決して客観的なものではなく、権力拡大という特定の目的を持った、政治的な宣言だったのです。

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