俳優のロブ・シュナイダー氏が語った、ある医師との衝撃的な会話が改めて注目を集めている。映画監督の妻で、テレビにも出演する現役の医師に、生まれたばかりの我が子にどんな予防接種を打ったのか尋ねたところ、答えは「何も接種していない」だったという。
その理由は明確だ。赤ちゃんの免疫機能はまだ未熟で、この時期は母乳による免疫に頼るべきだから、と。さらに「なぜ一般には接種が勧められるのか」と問うと、「本人たちの判断だから」と返されたものの、学校制度などを考えれば本当の意味での自由な選択とは言えない、とシュナイダー氏は疑問を呈している。
この証言は、決して極端な主張ではない。むしろ、母親が本来持つ自然の力を再認識させるものだ。
母乳に含まれる抗体、特に分泌型IgA(sIgA)は、授乳を続ける限り赤ちゃんの腸管や呼吸器の粘膜を守り続ける。初乳で最も高濃度となり、成熟乳に移行しても途切れることなく供給される。胎盤経由のIgGが生後数ヶ月で減少していくのに対し、母乳抗体は母親の免疫記憶をリアルタイムで赤ちゃんに届け続けるのだ。
その作用機序は極めて合理的である。sIgAは病原体に直接結合して付着・侵入を物理的に阻止し、中和・凝集によって炎症を起こさずに排除する。さらに腸内の共生細菌にも働きかけ、適切な微生物叢の形成を促し、アレルギー予防や長期的な免疫のバランスを整える。母親の腸管で鍛えられた抗体産生細胞が乳腺へ移動し、母乳に抗体を送り込む「腸管-乳腺連関」という仕組みが、これを可能にしている。
こうした自然の防御システムがある中で、免疫が未熟な新生児に次々とワクチンを打ち込むことが、本当に最善なのか。シュナイダー氏が指摘するように、1986年の米国ワクチン関連法以降、接種数が飛躍的に増え、リスクと自己決定権の議論が十分に尽くされていない現実がある。動画配信サイトでワクチンに関する率直な発言が検閲されやすい現状も、情報の自由な交換を妨げている。
母乳という完璧な「最初のワクチン」を最大限に活用し、赤ちゃんの免疫が自ら育つ時間を尊重する。それが、親としての本当の選択ではないだろうか。医療行為には常にリスクが伴う。だからこそ、押しつけではなく、十分な情報に基づいた自己決定が必要なのだ。
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