トランプ大統領がイスラエル寄りの姿勢を鮮明にし、イランに対する軍事行動に事実上同調している現状は、厳しく糾弾されて然るべきだ。アメリカ・ファーストを掲げて再選されたはずの大統領が、ネタニヤフ首相の影響下で停戦がわずか数時間で崩壊するような事態を容認している姿は、到底看過できない。トランプ氏は「奴隷のような立場」に置かれ、自由な国益判断を阻まれているのではないかという指摘を、重く受け止めなければならないだろう。
しかし、同時に私は冷静に現実を見つめている。自浄作用が皆無で、グローバリストの言いなりとなり、腐りきった現在の日本を変えることができる「外圧」は、残念ながら国内には存在しない。官僚機構、メディア、財界の癒着体質は根深く、内部からの変革は期待薄だ。そんな中、「グローバリストどもを一掃する」と明確に宣言し、既存の国際秩序に楔を打ち込んできたトランプ大統領こそが、日本にとって唯一の現実的な変革の契機となり得る存在なのである。
彼の動向は一貫して矛盾に満ちているように見受けられる。イスラエル問題では強く批判すべき点が多い一方で、中国やグローバル金融資本への対峙姿勢、移民政策の見直し、伝統的価値観の回復といった点では、日本が失いつつある「国家主権」と「国民第一」の精神を思い出させる力を持っている。短期的な失望に囚われず、長い目で彼の行動を見守る価値は十分にある。日本が真の意味で自立した国家として再生するためには、こうした外部からの強力な圧力が必要不可欠だ。
トランプ大統領が本当の意味でアメリカ・ファーストを実現し、同時に日本を含む同盟国にも「自立と責任」を促すリーダーとなれるか――その可能性を信じつつ、注視し続けたい。
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