アメリカでは、反ワクチン政策の急先鋒として知られる ロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFK Jr.) をめぐり、製薬業界・CDC・議会を巻き込んだ大規模な“失脚計画”が進行しているとの情報が流れています。
この計画は、2百万ドル(約3億円)を投じてRFK Jr.を排除するというもの。きっかけは、製薬業界の内部メモが流出したことでした。1. 製薬業界の内部メモが流出
2025年7月、シンクタンク ブラウンストーン研究所 が、製薬業界のロビー団体 BIO(Pfizer、Moderna、Merck、J&Jなどが加盟)の内部メモを暴露しました。
「RFK Jr.を排除するために、議会へのロビー活動を強化すべきだ」
BIOは、4百万ドルの予算のうち2百万ドルを投入し、議員・メディア・有力インフルエンサーをターゲットに、RFK Jr.の影響力を削ぐ計画を進めていたとされています。
2. RFK Jr.と「MAHA計画」が製薬業界を脅かす理由
ケネディ氏は、トランプ政権下で進める「MAHA計画(Make America Healthy Again)」の中心人物。
この計画では、ワクチン承認プロセスの見直しや、製薬企業への規制強化を掲げており、ワクチンビジネスの既得権益を揺るがす内容になっています。
内部メモによると、ワクチン関連企業の役員はこう述べたとされます。
「現状では投資家がワクチン市場から手を引いており、資金調達の見通しが立たない」
「ワクチン承認までの道のりが不透明すぎる」
製薬業界にとって、ケネディ氏は経済的にも大きなリスク要因と見られているのです。
3. 上院議員・CDC・医療団体も動く
9月に入り、製薬業界だけでなく政治家や公衆衛生機関もRFK Jr.失脚に向けた動きを強めています。
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バーニー・サンダース上院議員がRFK Jr.の辞任を要求
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9人の元CDC長官が「ケネディは国民の健康を危険にさらす」と批判する記事を公開
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米国小児科学会や米国医師会も批判声明を発表
しかし、これらの団体は多額の寄付金を製薬会社から受け取っており、**「製薬業界に取り込まれているのでは?」**という疑念も広がっています。
4. RFK Jr.側の反論「公衆衛生機関は腐敗している」
ケネディ氏や支持者たちは、CDCや医療団体が製薬業界と癒着し、本当の公衆衛生を守っていないと主張します。
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COVID-19ワクチンの安全性に関する懸念
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**食産業の「隠れた依存性」**をつくったタバコ企業の影響
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東パレスチナ化学事故へのCDCの不適切対応
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早すぎる再入居指示や健康被害の隠蔽疑惑
こうした事例を引き合いに出し、「CDCは国民より製薬業界を優先している」と批判しています。
5. 「CDC内部メモ」で広がる政権転覆の思惑
さらに最近、CDC内部で**「トランプ政権とケネディ氏の政策を骨抜きにするための戦略メモ」が回覧されているとの情報も浮上。
その中では、共和党の失速や中間選挙での敗北を見越し、「彼らを短期間で排除すれば元に戻せる」**という発想が書かれていたといいます。
6. 9月、最終局面へ
RFK Jr.はまもなく上院公聴会で証言する予定です。
また、CDC長官スーザン・モナレス氏の解任により、ケネディ氏が掲げるワクチン改革が現実味を帯びてきました。
しかし、製薬業界は数百万ドル単位の資金を投入し、メディアや議員を巻き込んだPR戦を展開。
RFK Jr.を排除できるか否か、9月が大きな分岐点になると見られています。
まとめ:これは“政策論争”か、それとも“権益戦争”か
この問題は単なるワクチン論争にとどまりません。
製薬業界、CDC、議会、そしてメディアを巻き込んだ巨大な利権構造が透けて見えると主張する人々がいる一方、
RFK Jr.の政策が科学的に正しいかどうかについては依然として大きな議論があります。
いずれにせよ、この“2百万ドル作戦”が本当に存在するなら、
米国の公衆衛生政策と製薬業界のパワーバランスを揺るがす可能性が高いといえるでしょう。
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