2025年9月18日木曜日

ダボス会議のエリートたちが語る「食」の未来:それは私たちのためのものか?

 

動画で世界経済フォーラム(WEF)のイベントに登壇しているのは、シーメンスのCEO、ジム・ハーゲマン・スナベ氏です。彼は自身の娘に「なぜ肉を食べ続けるのか?」と問われたことがきっかけで肉食をやめたと語っています。そして、ラボで培養された合成肉が将来の食の主流になると主張し、聴衆に食生活の変革を促しています。

一見、環境保護と持続可能性を訴える素晴らしいスピーチに聞こえるかもしれません。しかし、これは「グレート・リセット」の真の狙いを完璧に物語るものです。


エリートの偽善と「あなた方」への要求

彼の話には、ダボス会議のエリート主義が色濃く現れています。彼はアルプスの豪華な会場から、「あなた方」の食生活を変えろと説教します。

スナベ氏の数学は、その偽善を象徴しています。彼は、自分1人がタイへのフライトで排出する二酸化炭素を相殺するには、11年間も肉を食べない必要があると認めます。つまり、彼らエリートの贅沢な生活が環境に与える影響は計り知れないほど大きいのです。しかし、彼はその責任を追及する代わりに、「10億人」の私たち大衆が肉食をやめることで、大きな「インパクト」が生まれると主張します。

彼らは、自分たちの豪華なライフスタイルを維持しながら、私たち大衆に自己犠牲を強いているのです。これは、エリートが支配する未来の縮図に他なりません。


「より美味しい」合成肉と食の支配

スナベ氏は、将来の代替タンパク質は「ゼロカーボン」で、しかも「もっと美味しくなる」と断言します。この発言は、彼らが自然な食品や各地域の食文化、伝統に対して、いかに軽蔑の念を抱いているかを示しています。

彼らが望んでいるのは、食料システムを改善することではありません。彼らが望んでいるのは、それを所有し、支配することです。

特許で保護された合成タンパク質を大衆に提供する未来は、私たちの食の自由を奪い、少数の企業に依存させることを意味します。自然の恵みから作られた、世代を超えて受け継がれてきた食文化は、彼らの「ゼロカーボン」という名のもとに消え去るでしょう。

これは単なる食のトレンドではありません。これは、私たちの生活、文化、そして自由そのものを再構築しようとする「グレート・リセット」の危険な計画の一部なのです。私たちは、彼らの甘い言葉に騙されることなく、この計画の真意を見抜く必要があります。

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