2025年9月14日日曜日

ワクチンとプラセボ:知っておくべきこと


アメリカの公聴会で、トビー・ロジャース博士が行った証言について、深く掘り下げてみましょう。博士は、現代の医薬品、特にワクチンの臨床試験におけるプラセボ(偽薬)の使用方法に警鐘を鳴らしました。


プラセボとは何か?

医療におけるプラセボは、通常、活性成分を含まない生理食塩水(セーライン)のような中立的な物質です。これは、薬の効果を公平に評価するための基準として機能します。しかし、ロジャース博士によると、現在の医薬品規制においては、プラセボに何を含めるかに関する明確な規制がないそうです。その結果、製造元は比較対照として使用されるプラセボに、不活性ではない、例えばアルミニウムやエチル水銀のような神経毒性物質を入れることができてしまうのです。


ワクチンの臨床試験の問題点

ロジャース博士は、ワクチン研究におけるこの問題点をさらに強調しました。通常、ランダム化二重盲検試験では、一方のグループに治療薬(この場合はワクチン)を投与し、もう一方の完全に未接種の対照グループには生理食塩水のプラセボを投与して比較します。

しかし、博士によると、現在のワクチン研究では、未接種の対照グループを設定するのではなく、新しく開発されたワクチンを投与するグループと、すでに使われている古いワクチン、またはアルミニウムアジュバント(免疫反応を強化する物質)入りの偽薬を投与するグループを比較しているそうです。


なぜ未接種の対照グループがないのか?

ロジャース博士は、この慣行の背後にある理由について、非常に衝撃的な主張をしました。博士は、完全に未接種のグループと比較する試験を行えば、ワクチンによる有害性が明らかになることを誰もが知っているからだと述べています。これは、ワチカン擁護派の科学者が「ワクチン接種者と未接種者を比較する研究は偏見を生みやすい」と主張していることからも明らかだとしています。

この状況は、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』に描かれた世界に例えられています。そこでは、真実が操作され、「上は下」「左は右」といった形で現実が歪められます。ロジャース博士は、同様に「適正なワクチン未接種者との比較研究は非倫理的である」という考えが広まっていると指摘しています。

ジャース博士の証言は、ワクチンの安全性評価において、私たちが当然だと思っている科学的基準が必ずしも適用されていない可能性を示唆しています。この問題は、アメリカ国内での慢性疾患や自閉症の増加といった健康問題と関連があるという博士の主張は、私たちにさらなる議論を促すものです。

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